【2025年最新】ドバイ不動産投資|エリントン新空港エリア物件の投資価値を専門家が徹底解説

こんにちは、ドバイ不動産エージェントの飯田遼です。

今回は、ドバイ不動産市場で非常に興味深い動きがありましたので、皆さんにシェアしたいと思います。大手デベロッパー「エリントン」が、いよいよ「新空港エリア(ドバイサウス・レジデンシャルディストリクト)」で初のプロジェクトを発表しました。

私がこの業界で数多くの取引に携わり、再販売や賃貸管理の実務を通じて培ってきた経験から言えば、これは単なる新物件の発表以上の意味を持つ、非常に戦略的なプロジェクトです。

なぜエリントンなのか?業界人が注目する理由

まず、エリントンについて少しお話しましょう。2018年設立と比較的新しい会社ですが、実はドバイ最大手「エマール」の元CEOが創業した会社なんです。ブルジュ・ハリファの開発にも携わった人物が立ち上げた会社ですから、その品質へのこだわりは折り紙付きです。

私が実際にエリントンの物件を管理していて感じるのは、彼らの「住みやすさ」への執着です。これは投資物件として非常に重要なポイントで、実際に住みたいと思える物件は賃貸付けが早く、空室リスクも低い。つまり、投資効率が良いんです。

エリントンは「ブティックデベロッパー」と呼ばれ、エマールのように街全体を開発するのではなく、各エリアに質の高いビルを個別で建設することに特化しています。そして彼らの真骨頂は「パイオニア精神」。JVCやシリコンオアシスなど、まだ誰も注目していない段階でプロジェクトを発表し、その後そのエリアが大ブレイクするというパターンを何度も成功させています。

ドバイサウス:次の10年を見据えた立地選択

今回の舞台となる「ドバイサウス・レジデンシャルディストリクト」について、私の見解をお話しします。

ドバイは現在、既存の国際空港とは別に、もう一つの大規模空港を建設中です。将来的には現在の空港機能を全て新空港に移転させる計画で、これによってドバイの人の流れは劇的に変わるでしょう。

私がこのエリアに注目する理由は3つあります:

1. アブダビとの連携強化
アブダビも2024年に新空港が完成し、ディズニーランド級の大型施設も計画されています。ドバイとアブダビの連携が強化されれば、この中間エリアの価値は必然的に上がります。

2. エティハド・レール計画
オマーンやサウジアラビアとも接続する大規模鉄道網の建設が進んでいます。ドバイ-アブダビ間は新幹線のような高速鉄道で結ばれる予定で、このエリアがまさにハブとなります。

3. 騒音問題の心配なし
多くの方が気にされる空港の騒音ですが、レジデンシャルディストリクトは発着場所から約15km離れており、国の厳格な基準に基づいて設計されているため問題ありません。

物件スペックから見る投資価値

今回のプロジェクトは総戸数約420戸の大規模レジデンスです。私が特に注目しているのは間取り構成です。

推奨は1LDKと2LDK

1LDK(約70平米弱)は約4,800万円から。単身者、カップル、小さなお子様がいるファミリーまで、賃貸市場でのターゲット層が非常に広い。これは空室リスクを抑える上で重要なポイントです。

2LDKは約7,200万円から。多くの部屋が共用エリアに面しており、バルコニーからガーデンビューを楽しめる設計になっています。

アメニティから読み解く居住者層

アメニティ構成を見れば、デベロッパーがどんな居住者層をターゲットにしているかが分かります。

  • おしゃれで広々としたプール
  • 最新フィットネスジム(ピラティススタジオ完備)
  • ホテルライクなクラブラウンジ
  • ゲームエリア(ビリヤード、卓球)
  • BBQ可能なガーデンエリア

これらは明らかに「質の高いライフスタイルを求める層」をターゲットにしており、賃料水準も期待できます。特にピラティススタジオの設置は、美意識の高い日本人女性にも非常に魅力的でしょう。

支払いプランの戦略的活用法

支払いプランは「70/30プラン」が基本です。

  • 頭金20% + 登記費用4% = 合計24%を最初に支払い
  • その後、建設進捗に合わせて10%, 5%ずつ分割
  • 完成時に残り30%

この分割払いシステムの利点は、建設が遅れれば支払いも遅れることです。デベロッパーにとっては早期回収のインセンティブが働き、結果的に工期短縮につながる仕組みになっています。

日本人投資家が知っておくべきポイント

エリントンが開発した専用アプリの存在は見逃せません。事前予約から支払いまで全てアプリで管理でき、何より事前予約金(約400万円)をクレジットカードで支払えるのは画期的です。

ドバイの不動産投資では、良い部屋から順に売れていくため、事前予約が勝負の分かれ目になります。このシステムにより、日本にいながらにして優良物件を確保できる可能性が高まりました。

私が注目する投資戦略

エリントンはドバイサウスに隣接する土地をもう一つ所有しており、今回は第一弾プロジェクトです。

彼らの戦略は明確で、第一弾は成功を確実にするため価格を抑えめに設定し、第二弾以降で段階的に価格を上げていくでしょう。これにより、初期購入者は後続プロジェクトの価格上昇に引っ張られて物件価値が向上する構造になっています。

最後に

今回のプロジェクトは、単なる新物件の発表ではなく、ドバイの未来を見据えた戦略的な投資機会だと私は考えています。

もちろん、海外不動産投資にはリスクが伴います。為替変動、現地法制度の変更、市場環境の変化など、様々な要因を考慮する必要があります。

しかし、これまで数多くの契約書を確認し、実際の賃貸運営や再販売に携わってきた経験から申し上げれば、エリントンのこの新プロジェクトは、リスクを理解した上で検討する価値のある案件だと思います。

ご質問やご相談がございましたら、いつでもお気軽にお声がけください。みなさまの投資判断をサポートさせていただきます。

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飯田遼
ドバイ不動産エージェント

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